ファイル操作

テキスト形式ファイルの読み込み及び保存操作を行う。

UWPアプリは、セキュリティが強化されているため、Drag and Drop操作で読み込んだファイルの仕様などが、従来のアプリと異なるので注意が必要となる。ファイル操作機能を以下に説明する。

 

1.読込み

次の何れかの操作を行うことで、ファイルを読み込むことができる。

  • コマンドバーパネルの「ファイルを開く」ボタンをクリック(タップ)し、ファイルピッカーで対象のファイルを指定する。
  • Drag and Dropで、テキスト編集エリアにファイルを持ってくる。ただし、UWPアプリのセキュリティ仕様のため、読み込み専用モードで読み込まれる。保存を行いたい場合は、下記「2.保存」を参照する。

 

2.上書き保存

ユーザーが本アプリ上のファイルピッカーで読み込んだファイルは、次の何れかの操作を行うことで、保存することができる

  • コマンドバーパネルの「保存」ボタンをクリック(タップ)する。
  • ショートカットキーで保存する。(Ctrl + S)

※Drag and Dropで読み込んだファイルについては、UWPアプリのセキュリティ仕様のため、ファイルピッカーを利用して保存する必要がある。異なるファイル名や保存場所を指定するか、または明示的に上書きする。

また、Windows 10 mobileの場合は、アプリから直接「One Drive」へ上書き保存することはできない。

 

3.名前を付けて保存

新規にファイルを作成する場合や、別名で保存したい場合は、次の何れかの操作を行うことで、ファイルピッカーを利用して保存することができる。

  • コマンドバーパネルの「名前を付けて保存」ボタンをクリック(タップ)する。
  • ショートカットキーで保存する。(Ctrl + Shift + S)

 

4.最近使ったファイル履歴 (Version 3.0.0以降)

ファイルの読み込み、または保存を行った場合は、ファイル履歴機能で管理され、最新の操作から最大10ファイルまで登録される。コマンドメニューの「最近使ったファイル」リストから選択することで読み込むことができる。

Drag and Dropを行ったファイルは、リスト上ファイル名の右隣に「(Drag and Drop)」と表示され、読み込み専用ファイルを表す。

 

5.自動保存
読み込んだファイルは、UWPアプリのライフサイクル状態に基づいて自動的に保存される。
(最小化などの非アクティブな状態に遷移した場合に、自動的に保存される)

ただし、ファイルから読み込んでいない状態の編集データは、データサイズが150KB以下の場合のみ自動保存される。
(編集中のデータがファイルデータの場合は、データサイズに関係なく自動保存される)
これは、ファイルデータ以外は、アプリ起動時に編集中データの自動再表示を行っているが、再表示処理で起動時間が遅くなるのを防ぐためである。(ファイルデータの場合は、自動再表示は行わない)