カスタム辞書管理

カスタム辞書に登録することで、読み上げるテキストを、任意の文字等に置き換えることができる。「ヒント」ボタンで簡易説明を表示できる。

1.登録項目の置換

このスイッチを切り替えることで、登録項目の置換処理を個別に有効化できる。

なお、この機能が実行されるためには、読み上げ全般設定ページの「カスタム辞書」スイッチが「オン」に設定されていることが前提条件となる。

日本語形態素解析が利用できる環境では、難読地名などの通常の置換はMS-IME辞書に登録することを推奨する。

これは、日本語形態素解析がMS-IME辞書を利用しているためである。また、登録時にマイクロソフトにフィードバックすることで、将来的にMS-IME辞書の変換精度を向上させることになる。

登録方法は、MS-IME辞書を右クリック(タップ長押し)し「ユーザー登録辞書」を呼び出すことで可能となる。

 

2.置換前

置換対象となる文字等を入力する。

置換方法に正規表現を指定している場合は、正規表現の構文をここに入力する。

 

3.置換後

置換後の文字等を入力する。

置換前に入力した文字等の読み上げを無効にしたい(読み飛ばしたい)場合は、何も入力しない。

 

4.置換方法

・通常:単純な文字等の置換時に指定する。

・正規表現:複雑な条件(あいまいな条件)で置換たい場合に指定する。正規表現構文の記述方法等については、解説した書籍やWEBサイト多数存在するのでそれらを利用する。

また、URLやEメールアドレスなどの読み上げを無効にする辞書ファイルを用意しているので利用しても構わない。ダウンロードを行ったファイルは、データの復元で読み込むことができる。

ダウンロードファイル:カスタム辞書サンプル.zip

 

5.ジャンル

登録情報をジャンルで区別したい場合は、任意の文字列の入力を行う。

この項目は、入力必須項目ではない。

 

6.説明

正規表現を利用した場合に構文の説明などを入力しておくと、置き換える目的が分かりやすい。

この項目は、入力必須項目ではない。

 

7.データのバックアップ

カスタム辞書に登録済みの全データをファイルにバックアップする。ファイルは、JSONフォーマットで保存される。

バックアップを行ったファイルを直接編集する場合は、JSON形式のフォーマットを壊さないように注意する。

 

8.データの復元

カスタム辞書のフォーマットで作成された、JSONフォーマットファイルを読み込むことができる。

なお、データの復元を行う場合は、既存の登録データは全て上書きされるので注意する。既存のデータが必要な場合は、事前にデータのバックアップを行っておくこと。